ASAPENブログ

2013年8月 3日 土曜日

ALCパネルの塗装改修について

近頃の住宅、アパート、マンションなどの建物では、コンクリート造や木造サイディング、鉄骨造ALCパネルなどがよく採用されていますが、今日はALCパネルのお話、いつも見積もりの際に気に掛けるのが、パネル目地の状況とパネル欠損の具合です。情けない事に、ALCパネルの改修の仕方を知らない同業者さんの多い事、多い事!
例えば、ALC板間やサッシ廻りの目地シーリング部分だと、塗装改修の際、シーリング作業を施工どころか提案すら、しない業者さんがいる。
確かに、ALCパネルの場合、目地の数量も結構な数量になる為に相見積もりでシーリングの項目を入れると工事が決まらない事が多く(お客様はトータルの金額にどうしても目が行きがちの為)目先の工事が欲しいと、工事金額がアップする要素は出したがらない、もしくはシーリングの必要性を認識していない(こういう業者さんはある意味論外ですが、)そんなのが業界の状況です。でも、それで良いのでしょうか?価格はお値打ちにするのは大前提ですが、やらなきゃいけない内容はお客様に費用が掛かる事であっても、正直にお伝えしないといけない!と当社は思っております。工事をして1年や2年で漏水したり、ヒビが入ったりして本当にそれがお客様の利益になるのか!と思います。
ALCパネルの欠損は欠損に気づかない業者さんと気づいても全く補修方法を知らない業者と大きくこの2例が問題となります。前者の気づかないは、これまた論外で、後者の補修方法を知らない業者さん、こういうのが多いです。例えば、欠けている所を、モルタル(セメントと砂を練った物)で穴埋めしたり、形成したりする業者さん、多いです。ALCとコンクリートやモルタルとは収縮率が全然違うので、また直ぐにヒビ割れたり欠損したりします。専用の補修材にて形成する事が常識なのです。現在、中川区のALC造のアパートではお客様にパネルの目地や欠損の状況などを現場でしっかり確認して頂き、どちらも完璧に改修させて頂いております。写真は板間の目地シーリングと欠損部を専用補修材で補修をした写真です。
引き続き完璧な工事を目指して暑い中、当社職人が頑張ってくれてます。



投稿者 アサイコーポレーション株式会社